ガザニアは、南アフリカを中心に40種が分布する草花です。
勲章のように鮮やかな花を春から秋まで咲かせます。
日光が当たると花が開き、夕方から夜や曇りの日は閉じる性質をもっています。
鮮やかな色で光沢のある花弁は、太陽に当たってキラキラと輝き、美しいものです。
高温乾燥には強い一方、多湿には弱いので、本領を発揮する真夏前の梅雨どきに腐ってしまうことがしばしばあります。
特にシルバーリーフの品種は蒸れに弱いので、注意が必要です。
◆日常の手入れ
枯れた花をそのままにしておくと種ができ、栄養がとられます。
長期間楽しむ為には、枯れた花はこまめに花茎の付け根から切り取るようにします。
高温多湿が苦手で、風通しが悪いと蒸れて葉が枯れたり生育が悪くなることがあります。梅雨頃に混み合った茎葉を刈り取って風通しを良くし、湿気が溜まらないようにしましょう。
◆日当たり・置き場所
日当たりの良い場所でよく育つので、置き場所は屋外やベランダの日なたが適しています。
ただし、真夏は暑さと湿気を避ける為に、風の通る明るい日陰に移動させましょう。
暗い日陰だと、蕾が付いていても花が開きません。
寒さにはあまり強い方ではありませんが、霜に気を付ければ冬越しはそれほど難しくはありません。
鉢植えのものは、室内の明るい場所、霜の降りないベランダの日溜まりや軒下で育てます。
庭植えのものは、寒冷地では秋に掘り上げて鉢に移し、移動できるようにします。
平地や暖地では掘り上げなくても株元に腐葉土を敷いて防寒すると冬越しが可能です。
◆水やり
乾燥気味を好み、じめじめした土を嫌いますので水のやり過ぎないようにしましょう。
春から秋の生育期は、土の表面が乾いてから水を与えます。
冬は生育が鈍るので、土の表面が乾いて2日ほど間を空けてから水を与えます。